BESシステムは、燃焼器の内側又は外側にBES/BESⅡを装着し、BES及びBESⅡより放射される(遠)赤外線と輻射効果によって、燃焼効率の改善及び内部からの熱流束の削減を実現し、省エネルギー・CO2削減を実現するシステムです。
BESシステムの仕組み
BES SYSTEMの効果
燃焼器の構造に即し、オーダーメイドでBES・BESⅡを塗設・装着。御社の現場に合わせてオリジナルのBES SYSTEMを構築します。
■ BESとBESⅡによる輻射効果と遠赤外線によって燃料使用量を削減します。
■ BESによる断熱効果により熱効率を上昇(熱流束の減少)。
■ 期待される省エネ効果:2~7%燃料使用量削減。
BES SYSTEMの4つの特徴
■焼却炉における燃焼効率上昇(BES)
対象とする燃料
重油・灯油・都市ガス
LPG・LNG・石炭等
燃焼効率上昇は、メタンガスの励起効果を背景とすることから、化石燃料を使用する炉で見られる現象です。
■省スペース化(BES)
断熱の省スペース
熱流束減少により断熱をするため、省スペース化が可能です。
■省エネルギー化(BES/BESⅡ)
省エネ効果の検証 燃料削減額の検証
塗設・設置後は、定期的な点検・メンテナンスを除き、ランニングコストは不要です。
※使用環境により10年以上使用しているケースもあります。
■効果測定(BES/BESⅡ)
省エネ効果の検証 燃料削減額の検証
省エネ効果は、基本的に燃料削減額によって検証を行います。
BESシステム導入後、燃焼効率・熱効率の改善により炉内温度が上昇し、その後の運転条件の最適化により燃料使用量の削減を実現します。
BES SYSTEMによる断熱効果
BESシステムは、熱流束を減少させ、熱エネルギーの流出を抑えます
■ 従来の断熱材による断熱は空気による熱伝導速度の遅さによる断熱であり、熱エネルギーの放出を減少させるものではありません。
■ BESによる断熱は、BES素材が伝導熱が素材に滞留、放射熱に切り替わります。この放射熱を、アルミ板による反射により抑えます。
■ 結果として熱流束は減少し、流出する熱エネルギーを減らすこととなります。
BES SYSTEMによる燃焼効率上昇効果
BES SYSTEMの装着実例
BES SYSTEMの装着実例1
燃焼器の外側に装着(写真内、黒い部分がBES素材となります)
BES SYSTEMの装着実例2
BESの装着面にアルミ板を挟み保温材でカバーします。
BES SYSTEMの導入実績
導入実績合計150社以上・500基以上
脱臭炉 直火タイプ | 9基 |
脱臭炉 RTO蓄熱タイプ | 21基 |
脱臭炉 触媒タイプ | 4基 |
ロータリーキルン | 14基 |
溶融亜鉛メッキ炉 (バーナー数80本) | 4基 |
アルミ溶解炉 | 8基 |
熱風炉 直接タイプ | 40基 |
熱風炉 間接タイプ (自動車関連) | 237基 |
熱風炉 間接タイプ (建築材料関連) | 88基 |
熱風炉 間接タイプ (営業関連) | 38基 |
大型焼鈍炉 | 2基 |
熱媒体油ボイラ | 5基 |
蒸気ボイラ 貫流タイプ | 16基 |
蒸気ボイラ 炉筒煙管タイプ | 1基 |
蒸気ボイラ | 3基 |